TESS Holdings Co., Ltd.
TESS Holdings Co., Ltd. — latest annual results, FY2025 (Jun 2026)
In FY2025 (ended Jun 30, 2026), TESS Holdings Co., Ltd. (5074) reported revenue of ¥51.2B (+39.6% YoY), operating income of ¥5.3B (+109.0%) and net income to owners of ¥2.1B (+940.7%). Figures are consolidated, J-GAAP.
Source: annual report (filed Sep 25, 2026)S100Z42D
Performance
FY2025 (Jun 2026)FY = fiscal year, named by the calendar year it starts in; the month in brackets is when it ends (FY2025 ends Mar 2026 for a March year-end). FY2025 (Jun 2026) runs Jul 1, 2025 – Jun 30, 2026.
Key metrics
FY2025 (Jun 2026)Source: filing S100Z42D · FY2025 (Jun 2026)
About this data
- Figures are consolidated when the company files consolidated statements, otherwise parent-only. FY2025 (Jun 2026): consolidated.
- Accounting standard for FY2025 (Jun 2026): J-GAAP. A change of standard starts a new series.
- FY2025 (Jun 2026) is the fiscal year ending Jun 2026.
- A blank figure was not reported in the filing, or is not meaningful (e.g. free cash flow for banks); the reason is shown with it.
- Each year is shown as filed in that year's own report; restatements of past years in later reports are not applied. Year-over-year changes compare with the prior year as the current year's report restates it.
- Data as of Oct 30, 2026 (newest filing in our dataset).
About
shown in Japanese当社グループは、当社を持株会社として、テス・エンジニアリング株式会社を中核とする連結子会社22社(匿名組合含む)及び持分法適用関連会社4社で構成されております。 当社グループは、持続可能な社会の実現に向けて「Total Energy Saving & Solution」を経営理念として掲げ、「再生可能エネルギーの主力電源化」「省エネルギーの徹底」及び「エネルギーのスマート化」を注力領域として、①エネルギープラントやユーティリティ設備のEPC(Engineering:設計、Procurement:調達及びConstruction:施工)を行うエンジニアリング事業及び②再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、オペレーション&メンテナンス(O&M)、電気の小売供給及び資源循環型バイオマス燃料供給を行うエネルギーサプライ事業の2つの事業を展開しております。当社グループは独立系の立場を活かして、産業分野の様々な顧客が抱える環境対策、省エネ対策、エネルギーコスト対策等の課題を解決するための総合的なソリューションを提供しております。 (1)事業内容 当社グループは、都度受注(フロー)型ビジネスである「エンジニアリング事業」及びランニング収益(ストック)型ビジネスである「エネルギーサプライ事業」を展開しており、2つの事業が相互につながりを持ち、顧客に対してエネルギー分野に関するワンストップ・ソリューションを提供しております。 なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。(以下、同じ) ①エンジニアリング事業 エンジニアリング事業は、エネルギープラントやユーティリティ設備のEPCを行っており、省エネルギー領域と再生可能エネルギー領域の2つを主たる事業領域としております。 なお、当社グループにおいては、テス・エンジニアリング株式会社がコージェネレーションシステム、太陽光発電システム、蓄電システム及びユーティリティ設備等のEPCを、共立エンジニアリング株式会社がユーティリティ設備のEPCを行っております。 (省エネルギー系設備) エネルギー消費量の削減やエネルギーコストの削減、環境対策等を求める顧客に対して、工場や事業所の省エネルギー診断を行い、顧客のエネルギーに関する課題やニーズを特定し、コージェネレーションシステム、燃料転換設備(※1)及び各種ユーティリティ設備等による省エネルギー設備を提案することによりEPCを受注しております。当社グループにおいては、設立以来、大規模工場から小規模施設まで幅広いEPC実績におけるノウハウの蓄積が当該事業における技術的優位性の源泉となっております。 (再生可能エネルギー系設備) 再生可能エネルギー(太陽光・バイオマス・風力・地熱等)を活用して発電を行う設備であります。再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)(※2)及びFIP制度(※3)の活用を目的とした発電用途及び産業分野の顧客向けに自家消費用発電設備に係るエンジニアリングを提供しております。また、再生可能エネルギー系設備において発電した電力の充放電や電力系統の安定化を目的とした蓄電システムに係るエンジニアリングも提供しております。 (エンジニアリング事業に係る取組形態) エンジニアリング事業においては、「受託型」及び「開発型」の2つの取組形態により事業を展開しております。 (受託型) 省エネルギー系設備における顧客の省エネ、コスト低減、環境対策等のニーズに応じたエンジニアリング、再生可能エネルギー系設備の一部における、顧客取得のFIT認定(※4)を活用した発電施設や自家消費用発電設備のエンジニアリング等、顧客からEPCを受託する形態であります。 (開発型) 当社グループが用地取得(又は賃借)、許認可及び権利等の取得、EPC等を主体的に関与し、開発に関する一連のソリューションを顧客に提供する形態であります。 当該取り組みにおいては、特定の顧客に対して開発ソリューションを提供するほか、当社グループが匿名組合やプロジェクトファイナンスの組成等を含む投資スキームを構築した上で複数の顧客に提供する取り組みも行っております。 また、当社グループにて保有する再生可能エネルギー発電所の開発も行っております。 ②エネルギーサプライ事業 エネルギーサプライ事業は、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、オペレーション&メンテナンス(O&M)、電気の小売供給及び資源循環型バイオマス燃料供給を提供するランニング収益(ストック)型のビジネスであります。 当社グループにおいては、テス・エンジニアリング株式会社が再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、O&M及び電気の小売供給を、テス・アセットマネジメント合同会社がアセットマネジメント業務を、プライムソーラー合同会社をはじめとした発電事業を主体とする各連結子会社が再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を、PT INTERNATIONAL GREEN ENERGY及びテスロジスティクス合同会社が資源循環型バイオマス燃料供給を行っております。 a) 再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電 当社グループは、太陽光発電所を中心として、FIT制度又はFIP制度を活用した再生可能エネルギー発電所やFIT制度又はFIP制度を活用しないオンサイトPPAモデル(※5)による再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を行っております。 (FIT制度又はFIP制度を活用する再生可能エネルギー発電所) FIT制度又はFIP制度を活用するものとしては、当社グループにおいて、既存発電所に加えて、大型案件を含む新たな電源開発にも注力するほか、連結グループ外の第三者が保有する稼働中再生可能エネルギー発電所の取得に関する取り組みを行っております。なお、FIP制度を活用する太陽光発電所においては、蓄電池の併設を進める取り組みも行っております。 また、各再生可能エネルギー発電所の運営にあたっては当社グループの知見を活かして、候補地の選定からSPC(特別目的会社)組成、資金調達、EPC、O&M、エネルギーマネジメント及びアセットマネジメントまで当社グループ内にてワンストップで実施しており、収益性の向上につなげております。 当社グループにおける主要な再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電については、SPCを用いたプロジェクトファイナンススキームを導入しております。当社グループでは、SPCを会社法上の合同会社(GK)として設立して、商法上の匿名組合(TK)として営業者である合同会社(GK)に出資を行うGK-TKスキームを主に採用しております。 発電所の開発・所有に際しては、当社グループにおいて、地権者との土地賃借・売買契約、経済産業省や自治体からの許認可取得、一般送配電事業者への接続契約申込等を実施しております。事業主体となるSPCの設立後は、当社グループによる匿名組合出資を行い、SPCが金融機関からプロジェクトファイナンスによる資金調達を行います。 発電所設備については、建設に係るEPC及びO&M業務は、テス・エンジニアリング株式会社が、発電所の管理運営業務はテス・アセットマネジメント合同会社が、それぞれ担っております。売電については、SPCが発電された電気を一般送配電事業者又は小売電気事業者に販売いたします。 2026年6月末時点において当社グループは太陽光発電所を連結子会社12社、バイオマス発電所に関しては連結子会社2社及び持分法適用関連会社1社にて所有・運営・売電を行っております。現在運転中の発電所の概要は以下のとおりであります。 (FIT制度を活用した運転中の太陽光発電所一覧)(2026年6月30日現在) 出資先名称 事業者 当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 発電所数 (件) 発電容量 (MW) (注)2 固定買取価格 (1kWh当たり) (円) 発電開始時期 テス・エンジニアリング株式会社 同左 100.0 10 10.0 36,40 2013年6月~ 2016年2月 プライムソーラー 合同会社 同左 100.0 5 15.2 40 2014年3月~ 2016年7月 エナジーアンド パートナーズ株式会社 同左 61.0 4 7.1 40 2013年12月~ 2015年10月 合同会社T&Mソーラー 同左 100.0 10 18.3 36 2015年6月~ 2017年3月 合同会社ソーラー エナジー・クリエイト 同左 100.0 4 16.3 36 2017年4月~ 2017年5月 合同会社淡路佐野ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 合同会社淡路佐野ソーラーパワー 45.0 1 7.5 40 2016年7月 合同会社高知室戸ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 合同会社高知室戸ソーラーパワー 100.0 1 30.2 36 2019年8月 合同会社千葉香取ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 合同会社千葉香取ソーラーパワー 100.0 1 14.4 36 2020年1月 プライムソーラー2合同会社を営業者とする匿名組合 プライムソーラー2合同会社 100.0 10 23.1 36 2018年4月~ 2021年1月 合同会社茨城牛久ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 合同会社茨城牛久ソーラーパワー 100.0 1 29.4 36 2020年6月 プライムソーラー 3合同会社 同左 100.0 10 14.7 24,32,36,40 2013年6月~ 2023年3月 合同会社福岡みやこソーラーパワーを営業者とする匿名組合 合同会社福岡みやこ ソーラーパワー 100.0 2 67.0 36 2021年7月~ 2022年9月 (注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。 2.発電容量は、モジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記であります。 なお、上記以外の出資先においても、太陽光発電所10件、発電容量合計約23.4MWを所有しております。 (FIT制度を活用した運転中のバイオマス発電所一覧)(2026年6月30日現在) 出資先名称 事業者 当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 発電所数 (件) 発電容量 (MW) (注)2 固定買取価格 (1kWh当たり) (円) 発電開始時期 三重エネウッド 株式会社 同左 28.6 1 5.8 (注)3 2014年11月 合同会社熊本錦 グリーンパワー 同左 100.0 1 2.0 (注)4 2023年9月 株式会社伊万里グリーンパワー 同左 100.0 1 46.0 (注)5 2025年2月 (注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。 2.発電容量は、発電端出力ベースの設備容量表記であります。 3.間伐材等由来の木質バイオマス32円/kWh、一般木材等24円/kWhであります。 4.未利用材40円/kWh、一般木材等24円/kWh、建設資材廃棄物13円/kWhであります。 5.一般木材等24円/kWhであります。 (FIP制度を活用した運転中の太陽光発電所一覧)(2026年6月30日現在) 出資先名称 事業者 当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 発電所数 (件) 発電容量 (MW) (注)2 発電開始時期 プライムソーラー 3合同会社 同左 100.0 3 2.8 2015年6月~ 2022年1月 テス・エンジニアリング株式会社 同左 100.0 2 3.7 2024年3月~ 2025年2月 合同会社T&Mソーラー 同左 100.0 3 5.9 2016年11月~ 2018年5月 (注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。 2.発電容量は、モジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記であります。 (FIT制度又はFIP制度を活用しないオンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー発電所) FIT制度又はFIP制度を活用しないものとしては、停電時にも必要な電力を供給できる機能を有した自家消費型太陽光発電所によるオンサイトPPAモデルを活用した電力供給サービスを行っております。2026年6月末時点において、当社グループは供給先60件(発電容量合計約70.0MW)の電力供給サービスを行っております。オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー電気の供給先の概要は以下のとおりであります。 (オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー電気の供給先一覧)(2026年6月30日現在) 出資先名称 事業者 当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 供給件数 (件) 発電容量 (MW) (注)2 供給開始時期 テス・エンジニアリング株式会社 同左 100.0 60 70.0 2021年3月~ 2026年6月 (注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。 2.発電容量は、モジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記であります。 b) オペレーション&メンテナンス(O&M) 当社グループが納入したコージェネレーションシステム及び再生可能エネルギー系設備のオペレーションとメンテナンスを行うサービスです。当該サービスは、当社グループが顧客に導入した設備の長期安定稼働をはじめとする最適利用に貢献すると共に、設備の運用における顧客のアウトソーシング需要に応えるものであります。また、当該サービスには、エネルギーマネジメントサービスとして、顧客の省エネルギー計画の立案、実施、実績報告、改善提案を行うエネルギー管理支援サービス及び顧客に導入した設備に対する24時間遠隔監視サービスが含まれます。 2026年6月末時点において、オペレーション&メンテナンス(O&M)の提供数は1,050件(その内、エネルギー管理支援サービスの提供数5件、24時間遠隔監視サービスの提供数596件)(※i)となっております。また、2026年6月期のオペレーション&メンテナンス(O&M)、エネルギー管理支援サービス及び24時間遠隔監視サービスの継続率は94%(※ii)となっております。 (※i)当該件数は、連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社の件数(2026年6月末時点での顧客数)であります。 (※ii)継続率は、連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社において、2025年6月期にオペレーション&メンテナンス(O&M)、エネルギー管理支援サービス及び24時間遠隔監視サービスの提供実績がある顧客のうち、2026年6月期も継続して提供実績があった顧客の割合であります。 c) 電気の小売供給 当社の連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社が2010年2月より特定規模電気事業者(現小売電気事業者)として電気の小売供給を開始し、本書提出日現在で北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国及び九州の9電力エリアにて製造業、病院、商業施設等の法人顧客向けに電気の供給を行っております。 また、デマンドレスポンス(DR)(※6)技術やバーチャルパワープラント(VPP)(※7)技術を用いて、需要側が所有する分散型エネルギーリソースを取りまとめし、調整力として供給するERAB(※8)サービスのほか、コージェネレーションシステム等を運用する顧客に対して燃料供給サービスを行っております。 d) 資源循環型バイオマス燃料供給 日本国内のバイオマス発電所に向けたPKS(※9)燃料販売事業を行っております。 (※1)燃料転換設備: 工場の熱源として利用する燃料を石油から天然ガスへ転換するための設備のことであります。 (※2)固定価格買取制度(FIT制度): 「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に基づき、太陽光、風力、バイオマス等の再生可能エネルギーで発電した電力を、電気事業者が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度であります。 (※3)FIP制度: 再生可能エネルギー発電事業者が発電した電気を卸電力取引市場や相対取引で売電をした場合に、基準価格(FIP価格)と市場価格の差額をプレミアム額として交付する制度のことであります。 (※4)FIT認定: 「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に規定される、経済産業大臣による再生可能エネルギー発電事業計画の認定のことであります。 (※5)オンサイトPPAモデル: 当社グループが発電事業者として、自家消費型太陽光発電所等の所有・維持管理等を行い、当該発電所等から発電された電力を需要家に供給する契約方式のことであります。 (※6)デマンドレスポンス(DR): 需要家側エネルギーリソース(※10)の保有者若しくは第三者が、そのエネルギーリソースを制御することで、電力需要パターンを変化させることであります。 (※7)バーチャルパワープラント(VPP): IoT技術を活用して分散型エネルギーリソースを遠隔から統合制御し、1つの発電所のように機能させることによって、電力の需給バランスを調整することであります。 (※8)ERAB(Energy Resource Aggregation Businesses): DRやVPPを用いて、一般送配電事業者、小売電気事業者、需要家、再生可能エネルギー発電事業者といった取引先に対し、調整力、インバランス(※11)回避、電力料金削減、出力制御回避等の各種サービスを提供することであります。 (※9)PKS: Palm Kernel Shellの略称で、パーム椰子の種からパーム油を搾油した後に残った椰子殻のことであります。 (※10)需要家側エネルギーリソース: 需要家の受電点以下(behind the meter)に接続されているエネルギーリソース(発電設備、蓄電設備、需要設備)を総称するものであります。 (※11)インバランス: 電気の小売供給において小売電気事業者が事前に策定した需要調達計画と実績の差分のことであります。 (2)事業系統図 当社グループは、グループ全体の経営管理を行う当社に加え、連結子会社22社、持分法適用関連会社4社により構成されており、上述の事業内容と関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は以下のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
Management policy & medium-term plan
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは第一次オイルショックの時代背景のもと、省エネルギー系設備のエンジニアリング企業として1973年に創業いたしました。「省エネルギー事業で世の中の役に立ちたい」という創業のポリシーを引き継ぎ、以下の企業理念等を掲げております。
企業理念
顧客重視・顧客満足
・すべてのお客さま・ビジネスパートナー・株主・投資家・地域社会・グループの全役職員やその家族等、
あらゆるステークホルダーを顧客とします。
・トップマネジメントが主導して、顧客に正面から向きあい、甘えず、着実に、誠実な経営をお約束します。
・ESG(※1)とコンプライアンスを経営の根幹に置くことで、SDGs(※2)の実現に貢献し、持続可能な成長による企業価値向上を目指します。
経営理念
Total Energy Saving & Solution
複雑化する顧客のエネルギーに対する課題やニーズに対して、画一的な製品サービスでは、
企業理念である「顧客重視・顧客満足」を達成することはできません。
社名の由来であるTotal Energy Saving & Solutionの実現に向け、総合的なエネルギーソリューション(※3)の提供をグループ全体で推進いたします。
経営ビジョン
脱炭素のリーディングカンパニー
顧客のTotal Energy Saving & Solutionを実現する会社
〈 脱炭素のリーディングカンパニーであるために 〉
・省エネ・再エネ分野の豊富な実績、開発・施工から運用・保守までワンストップの対応力、
幅広いネットワークを活かした提案力で顧客に選ばれ続ける
・安定した収益基盤のもと、チャレンジを恐れず、持続的に成長・進化し続ける
・脱炭素、資源循環等の環境・エネルギー分野において幅広い社会課題の解決に取り組み続ける
・誰にとっても働きやすく、誰もが働きがいを感じ続けられる
ESG方針
TESSグループは、ESGとコンプライアンスを経営の根幹に位置付け、
世界的なエネルギー脱炭素化に貢献し、SDGsの実現を目指します。
・環境(E):顧客と地域社会に向けたTotal Energy Saving & Solutionの実現を目指します。
・社会(S):事業の成長を支える人材の育成と社会基盤の形成を行います。
・ガバナンス(G):公正かつ透明性の高い経営を実施します。
パーパス(存在意義)
Total Energy Saving & Solutionの実現により、
世界的なエネルギーの脱炭素化に貢献する
(2)経営環境
(全般)
当社グループが事業を行うエネルギー業界では、国連による持続可能な開発目標(SDGs)の提唱やパリ協定(※4)の契約を契機に世界的な潮流としてエネルギーの脱炭素化に向けた取り組みが活発になっております。
日本においても、2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画(※5)では、2050年カーボンニュートラルの実現と、2040年度の新たな温室効果ガス排出削減目標(2013年度比73%削減)に向けたエネルギー政策の道筋が示されました。引き続き徹底した省エネルギーの更なる追求が求められると共に、2040年には国内電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を40~50%程度(2024年度は23.1%)にする目標が掲げられております。同時にGX2040ビジョン(※6)及び地球温暖化対策計画(※7)が閣議決定され、エネルギー基本計画と一体的にエネルギー安定供給確保、経済成長及び脱炭素を同時実現するための長期戦略が示されました。2026年度からは、2025年5月に改正された脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律(GX推進法)に基づき、二酸化炭素の直接排出量が多い事業者を対象とする排出量取引制度(GX-ETS)が本格稼働し、我が国における脱炭素化に向けた取り組みは一層加速しております。
また、令和6年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2025)では、日本の今後の電力需要の想定として、データセンターや半導体工場の新設等により、産業部門の電力需要は大幅な増加が指摘されているほか、世界各国の共通課題とされている「エネルギーセキュリティの確保」の観点から、日本においてもカーボンニュートラルと両立させることのできる新規投資の促進、技術開発の推進及び制度設計等に取り組んでいく必要があるとされております。また、世界全体の温室効果ガスの排出削減に向けては、「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の枠組みの下、日本が有する脱炭素技術やファイナンス等を通じて、今後も経済成長に伴うエネルギー需要の増加が見込まれるASEAN等のアジアにおけるGXの実現に貢献していくための様々な取り組みが進められております。
このような状況を踏まえ、当社グループでは、脱炭素社会の実現に向け、今後も当社グループの事業領域において需要家の省エネルギー設備への積極的な投資や再生可能エネルギーの利用の増加及びエネルギー・環境関連分野へのスマート化の推進等の取り組みの機会が増加していくほか、アジアをはじめとする海外でも脱炭素に向けた取り組みの重要性が更に増していくものと考えております。
(再生可能エネルギー)
①全般
国際エネルギー機関(※8)が2025年11月に公表した「World Energy Outlook 2025」では、世界の電源構成に占める再生可能エネルギーの割合が2050年に69.1%(2023年は30.1%)に増加することが予測されております。
また、環境省が2026年6月に公表した「令和7年度環境産業の市場規模推計等委託業務 環境産業の市場規模・雇用規模等に関する報告書」では、国内クリーンエネルギー利用分野(再生可能エネルギー発電システム、再生可能エネルギー売電、再生可能エネルギー設備管理、エネルギー貯蔵設備)の市場規模見通しは、2025年から2050年にかけて約1.3倍の9.9兆円(2025年は7.9兆円)に拡大することが予測されております。
②太陽光
日本政府は、第7次エネルギー基本計画において、国内電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を2040年までに40~50%程度(2024年度は23.1%)にする目標を立てていることから、当社グループでは再生可能エネルギー発電所の設置が今後も増加していくと考えております。一方、日本国内において再生可能エネルギー発電の普及に寄与したFIT制度は、再生可能エネルギー発電促進賦課金に対する電気使用者の費用負担軽減の観点から、新たに取得するFIT認定において固定買取価格が制度開始時と比べて低下、又は買取価格の決定方法が入札となることやFIP制度への移行等、見直しが行われております。そのため、当社グループでは、特に太陽光発電については、FIT制度から自立可能な電源の構築に向けて、更なる自家消費用途への利用や既存のFIT制度を活用した太陽光発電所のFIP制度への転換が進むものと考えております。自家消費用途への利用については、2026年度から省エネ法に基づき、一定規模以上のエネルギーを使用する事業者(特定事業者)に対して、工場・倉庫等の屋根への太陽光発電設備の導入目標の策定が求められる等、自家消費型太陽光発電の導入を後押しする制度も整備されており、導入拡大に向けた取り組みが進められております。
③バイオマス
上述のとおり、日本政府は国内電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を2040年までに40~50%程度にする目標を立てており、バイオマス発電もこの一翼を担っているものの、主に輸入燃料を活用する大規模バイオマスについては、国際市場の需給や円安等の影響を強く受ける性質を踏まえ、新規の案件形成が大きく進むことは考えにくいとされ、2026年度以降は一般木質等(10,000kW以上)及び液体燃料(全規模)のバイオマス発電については、FIT制度及びFIP制度における新規支援の対象外とされる等、新規開発は限定的な状況にあります。一方、世界的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進む中、石炭火力発電の脱炭素化が求められており、石炭火力発電における混焼や燃料転換用途として、バイオマス燃料に対する需要は一定程度存在すると考えております。また、従来の木質系バイオマス燃料には、資源の持続可能性等の課題があることから、今後は農作物残渣等を活用した資源循環型燃料のニーズが高まってくると考えております。
④定置用蓄電池
日本においては、FIT制度等を背景として再生可能エネルギーの導入拡大が進んできた一方、太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーによる発電量は変動するため、電力需要との需給バランスを調整する調整力(瞬時的な変動、時間、日、週、季節的な需要と供給の変動に、確実かつコスト効率よく対応する電力システムの能力のこと。)の必要性が謳われております。調整力の確保のためには、電力系統に直接接続する系統用蓄電池に加え、需要家側に設置される家庭用蓄電池、業務・産業用蓄電池が必要とされており、太陽光発電設備との併用による自家消費や、電力需要の最適化への活用等、需要家側から電力の需給バランスを改善する取り組みが広がっております。
2023年11月に開催された第3回GX実現に向けた専門家ワーキンググループでは、系統用蓄電池の導入見通しについては、2030年に累計14.1~23.8GWh程度、家庭用、業務・産業用蓄電池の導入見通しについては、2030年に累計約24.2GWhになるとされており、このような導入見通しの拡大に伴って、当社グループにおいても系統用蓄電池や需要家側における業務・産業用蓄電池に対する取り組み機会が増加していくものと考えております。
(省エネルギー)
1979年に制定された「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」では、エネルギーの使用が多い事業者に対し、毎年度、省エネルギー対策の取組状況やエネルギー消費効率の改善状況を政府に報告することを義務付ける等、省エネルギーの取り組みを促す枠組みが構築されております。2023年4月からは省エネ法において、非化石エネルギーも含めた全てのエネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換を求めると共に、電気の需要の最適化が求められるようになりました。また、第7次エネルギー基本計画でも、引き続き徹底した省エネルギーの更なる追求が求められております。そのため、我が国においては、個社単位の省エネルギー強化の取り組みに加えて、複数事業者が連携することで更なる省エネルギーの取り組みやユーティリティ設備と需要設備を最適制御するエネルギーマネジメントシステムの導入が進むものと当社グループでは考えております。
(エネルギーの分散化)
近年、大規模な自然災害発生による大規模・集中型エネルギー供給の脆弱性が顕在化し、コージェネレーションシステム、自家発電設備や蓄電池が、企業の工場や事業所のレジリエンス対策(※9)を目的に導入されております。また、日本国内においては、地域に再生可能エネルギー発電設備が増加することによって、エネルギーリソースの分散化がより進む傾向にあります。そのため、当社グループでは、各企業や地域に分散設置されたエネルギーリソースからエネルギー供給を行うことで、非常時の電源確保及びエネルギー供給リスクの分散化、需要地での地産地消によって送電ロスの削減等の課題解決につながるものと考えております。
(電力取引市
Source: annual securities report, FY ending Jun 2026 S100Z42D
Industry peers
ROE rank 144 of 161Companies in Construction ranked either side of this one by ROE
- 1853 Mori-Gumi Co., Ltd. Return on equity6.1%
- 1945 TOKYO ENERGY & SYSTEMS INC. Return on equity6.1%
- 1873 NIHON HOUSE HOLDINGS CO., LTD. Return on equity6.0%
- 1992 KANDA TSUSHINKI CO.,LTD. Return on equity6.0%
- 1841 SANYU CONSTRUCTION CO.,LTD. Return on equity4.2%
- 1811 THE ZENITAKA CORPORATION Return on equity4.0%
- 1807 WATANABE SATO CO., LTD. Return on equity4.0%
- 1724 SYNCLAYER INC. Return on equity3.9%