自己資本比率とは?計算式・目安と実例
自己資本比率とは?
自己資本比率とは、総資産に占める自己資本の割合を示す指標です。Hachiquantでは非支配株主持分などを除いた自己資本を使い、期末の総資産に対する割合で表します。
計算式
自己資本比率(%)= 自己資本 ÷ 総資産 × 100
- IFRSでは、親会社の所有者に帰属する持分を使います。
- 日本基準では「自己資本 = 純資産 − 株式引受権 − 新株予約権 − 非支配株主持分」です。株主資本だけでは評価・換算差額等を含まないため、自己資本の代わりにはなりません。
- 期末時点の数値を使い、期中平均では計算しません。入力値が欠けている場合や総資産がゼロ以下の場合は算出不可です。自己資本がマイナスなら、自己資本比率もマイナスになります。
数値の目安と読み方
| 数値 | 読み方 |
|---|---|
| <0% | 自己資本がマイナスです。負の値を隠すのではなく、損失や資金調達の状況を早急に確認する必要があります。 |
| 0%–<30% | 一般的な30〜40%の目安に比べて自己資本の余力が小さい水準です。ただし、業種や事業モデルによって読み方は変わります。 |
| 30%–40% | よく挙げられる大まかな目安です。すべての企業に共通する健全な範囲でも、上場企業を集計した中央値でもありません。 |
| >40% | 総資産に対する自己資本の割合がより大きい水準ですが、流動性・資本効率・収益性が優れている証拠にはなりません。 |
出典: OANDA:自己資本比率の解説
実際の開示データで計算
2026年3月期(〜)
IFRS · 連結 · JPY
| 項目 | 百万円 |
|---|---|
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 39,918,854 |
| 総資産 | 105,522,331 |
39,918,854 ÷ 105,522,331 × 100 = 37.8%
トヨタの37.8%は、総資産100円に対して自己資本が約37.8円あることを意味します。残りには非支配株主持分も含まれ得るため、すべてが負債という意味ではありません。
出典のXBRL要素
- 親会社の所有者に帰属する持分
- jpigp_cor:EquityAttributableToOwnersOfParentIFRS
- CurrentYearInstant
- 総資産
- jpigp_cor:AssetsIFRS
- CurrentYearInstant
読むときの注意点
- 使える現金の量と自己資本は別のものです。
- 会計基準・連結範囲・対象期間をそろえ、同業他社や時系列の変化と比較してください。
- 銀行の規制上の自己資本比率は分母が異なり、ここで示す比率とは比較できません。
- 自己資本比率が高いこと自体は、買いのシグナルではありません。