流動比率とは?計算式・目安と実例
流動比率とは?
流動比率とは、流動負債に対して流動資産がどれだけあるかを示す、短期的な支払い能力の指標です。流動資産を流動負債で割り、100を掛けて百分率で表します。
計算式
流動比率(%)= 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
- APIの current_ratio は倍率で返され、1.0 = 100%、2.0 = 200%です。Hachiquantのランキングでは百分率で表示します。
- 必要な入力値が欠けている場合や流動負債がゼロの場合は算出不可であり、流動比率をゼロとは扱いません。
数値の目安と読み方
| 数値 | 読み方 |
|---|---|
| <100% | 流動資産が流動負債を下回ります。現金化の時期や借り換えの必要性を確認する目安であり、直ちに倒産を意味するものではありません。 |
| 100%–<200% | 帳簿上は流動資産が流動負債をカバーしますが、棚卸資産や売上債権が必要な時期に現金化できるとは限りません。 |
| ≥200% | 貸借対照表上の支払い余力は厚くなりますが、流動性を保証するものでも、投資を推奨するものでもありません。 |
出典: OANDA:流動比率の解説
実際の開示データで計算
2026年3月期(〜)
IFRS · 連結 · JPY
| 項目 | 百万円 |
|---|---|
| 流動資産 | 42,824,081 |
| 流動負債 | 33,605,019 |
42,824,081 ÷ 33,605,019 × 100 = 127.4%
トヨタの127.4%は、流動負債100円に対して流動資産が約127.4円あることを意味します。その資産がすべて、すぐに使える現金であるという意味ではありません。
出典のXBRL要素
- 流動資産
- jpigp_cor:CurrentAssetsIFRS
- CurrentYearInstant
- 流動負債
- jpigp_cor:TotalCurrentLiabilitiesIFRS
- CurrentYearInstant
読むときの注意点
- 棚卸資産の品質や売上債権の回収状況によって、実際の現金化のしやすさは変わります。
- 現金回収の早い小売業などは、低めの流動比率でも事業を運営できる場合があります。
- 流動負債が極端に小さいと、比率が大きく膨らむことがあります。
- 同じ業種・対象期間・会計基準・連結範囲で比較してください。
- 銀行・保険会社・証券会社では、資産や負債を流動・非流動に区分する表示がない場合があります。