circlace Inc
circlace Inc — latest annual results, FY2025 (Mar 2026)
In FY2025 (ended Mar 31, 2026), circlace Inc (5029) reported revenue of ¥4.5B (+19.4% YoY), operating income of ¥266M (+30.7%) and net income to owners of ¥208M (+13.0%). Figures are consolidated, J-GAAP.
Source: annual report (filed Jun 24, 2026)S100YHBZ
Performance
FY2025 (Mar 2026)FY = fiscal year, named by the calendar year it starts in; the month in brackets is when it ends (FY2025 ends Mar 2026 for a March year-end). FY2025 (Mar 2026) runs Apr 1, 2025 – Mar 31, 2026.
Key metrics
FY2025 (Mar 2026)Source: filing S100YHBZ · FY2025 (Mar 2026)
About this data
- Figures are consolidated when the company files consolidated statements, otherwise parent-only. FY2025 (Mar 2026): consolidated.
- Accounting standard for FY2025 (Mar 2026): J-GAAP. A change of standard starts a new series.
- FY2025 (Mar 2026) is the fiscal year ending Mar 2026.
- A blank figure was not reported in the filing, or is not meaningful (e.g. free cash flow for banks); the reason is shown with it.
- Each year is shown as filed in that year's own report; restatements of past years in later reports are not applied. Year-over-year changes compare with the prior year as the current year's report restates it.
- Data as of Oct 30, 2026 (newest filing in our dataset).
About
shown in Japanese当社グループは、Salesforce(※1)、ServiceNow(※2)、Databricks(※3)、AWS(※4)、Microsoft(※5)、Anaplan(※6)など、世界最先端のITテクノロジーを活用した業務変革支援及び自社製品SaaS(※7)型クラウドサービス「AGAVE(※8)」の展開を通じて、企業のDX(※9)を推進する複数の事業を展開しております。セグメントとしましては、「コンサルティング事業」及び「アオラナウ事業」の2つの事業セグメントとなります。 コンサルティング事業では、Salesforce、Databricks、AWS、Microsoft、Anaplanを中核としたクラウド導入支援や業務設計・開発・運用支援に加え、ノーコード/ローコード(※10)開発や生成AIの活用を含む「AI & Data Innovation」、人材育成を担う「エデュケーション」、業務現場への常駐支援を行う「Onsite Service」など、多層的かつ実効性の高いサービスを展開しております。また、海外駐在員管理に特化したクラウド製品「AGAVE」を提供しており、人事部門の業務効率化及び内部統制強化に寄与しています。2026年3月末時点で12,000ID(※11)超の導入実績を有し、リカーリングビジネス(※12)として安定した収益基盤を確立しています。本セグメントには、サークレイス株式会社によるSalesforce・Databricks・Microsoft等の各種クラウドコンサルティング、合弁会社Circlace HT Co., Ltd.が含まれます。 アオラナウ事業では、ServiceNowを用いたITサービスマネジメント領域において、導入・設計・開発・定着支援を一貫して提供し、顧客企業のIT運用高度化と業務標準化を支援することで、組織変革及び継続的な業務改善を実現しています。 また、当社グループは出資・資金提供を通じてグループ連携を強化しております。Synthesy株式会社は、AI・先進技術を活用した経営判断の高度化・ガバナンス強化支援を行う経営変革支援会社であり、当社グループとの連携により、構想策定から実行・定着化までを担う実行伴走体制を強化しております。arcbricks株式会社は、Databricksを中核としたデータ+AI利活用支援に特化したデータインテリジェンス支援会社であり、データ分析基盤構築からAIエージェント導入、AI人材育成まで、ワンストップで支援しております。両社については事業進捗や収益貢献を見極めながら、将来的な連結化も視野に入れ、グループ連携を強化しております。 このように、当社グループは、AI&DataによるプロフェッショナルサービスとSaaSによる自社SaaSプロダクト「AGAVE」を両軸に据え、企業の持続的な成長と企業価値の向上に資する付加価値の高いデジタルサービスの提供に努めております。 なお、2026年3月期における各サービスの売上高構成比は、コンサルティング事業が77%、アオラナウ事業が23%となっております。さらに、コンサルティング事業の内訳は、Salesforce・Anaplan・AWS・Microsoft等による導入・構築支援を担う「コンサルティング」が34%、ノーコード開発・生成AI活用・人材育成・常駐支援等を含む「AI & Data Innovation」が39%、加えてSaaSサービスが4%となっており、多層的な専門領域によるバランスの取れた収益構造を構築しています。 (1)事業のセグメントと主なグループ会社 セグメント 主なグループ会社 コンサルティング事業 サークレイス株式会社 Circlace HT Co., Ltd. アオラナウ事業 アオラナウ株式会社 (2) セグメントの内容 第一 コンサルティング事業 コンサルティング事業は、Salesforce、Databricks、AWS、Microsoft、Anaplanなど世界最先端のクラウドテクノロジーおよびAI・データ基盤を活用し、顧客企業の業務設計、システム構築、データ活用、組織変革、人材育成などを総合的に支援するサービスです。当社グループは、業務プロセスの構想策定から成果創出に至るまで、テクノロジーとコンサルティングの両面から一貫した支援を提供しております。 本事業は、「コンサルティングサービス」と「SaaSサービス」の2体系で構成されており、それぞれ以下の領域で構成されています。 ■コンサルティングサービス クラウド導入支援から業務定着・活用支援までを一貫して提供する業務変革支援サービスであり、「コンサルティング」及び「AI & Data Innovation」及び「ServiceNow事業」の領域で構成されています。 ① コンサルティングサービス Salesforce、Databricks Consulting、AWS、Microsoft、Anaplanなどのクラウドプラットフォームを活用し、顧客企業に対する業務設計、導入支援、開発、連携、運用設計までを包括的に行っております。 ・Salesforce Consulting Salesforceプラットフォームを活用し、導入支援・開発・運用設計までを一貫して提供しています。Sales CloudやService Cloud等の標準機能を活かした導入から、複雑な業務要件に応じたアプリケーション開発、外部システム連携構築まで対応しています。 ・Databricks Consulting arcbricks株式会社との連携により、Databricksを中核としたデータレイクとデータウェアハウスを統合した「レイクハウス」基盤の構築を支援しております。分散する業務データの統合、AI・機械学習を活用した分析基盤の整備から、AIエージェントの導入・運用、AI人材育成、運用・保守支援まで、データ+AI活用の構想策定から定着化までをワンストップで提供しております。 ・その他のコンサルティングサービス 当社グループでは、クラウド環境における多様な開発ニーズに応じたコンサルティングサービスを提供しております。以下に代表的なサービス内容を記載します。 1.AWS Consulting システム・Webサイト開発、コンサルティング、プロジェクトマネジメントサービスを提供しています。Webアプリケーション開発、インフラ構築を得意とし、AWSなどのクラウドインフラを活用した効率的な開発を推進しています。E2Eテストやユニットテストの導入により、開発後半のバグ発生を予防し、安定したサービス提供を実現しています。さらに、大規模データや高トラフィックに対応した設計構築力を活かし、大手ECサイトやエネルギー業界向けの実績も積み重ねております。 2.Microsoft Power Platform(※13) Microsoft Power Platform(Power Apps、Power Automate、Power BI)を活用し、ノーコード・ローコードによる迅速な業務アプリケーション開発を支援しています。Power Automateによる業務プロセス自動化、Power BIによるデータ可視化、Power Appsによる業務アプリ構築により、業務部門自らが主体的にDXを推進できる体制を整備します。導入後も継続的な支援を行うことで、プラットフォームの利活用最大化に貢献しております。 3.Anaplan Consulting 企業の事業計画・予算管理・人員配置・需給予測などを支えるクラウド型計画管理ソリューション「Anaplan」の導入を支援しています。業種・業態を問わず共通する業務構造に対して、あらかじめ整備したテンプレートと柔軟なカスタマイズを組み合わせ、導入のスピードと精度を両立させています。 ② AI&Data Innovation(カスタマーサクセス支援・エデュケーション含む) 生成AIやデータを活用した次世代型の業務変革を支援しており、クラウド環境におけるノーコード/ローコード開発、API連携、業務自動化、データ分析・可視化支援などのサービスを展開しています。特に、業務プロセスの定着支援においては「Onsite Service」、人材育成を担う「エデュケーション」、そして業務全体を横断的に改革する「ConsulTech」という異なる性格のサービスを有機的に組み合わせ、顧客のDX実現を多面的に支援しています。最新技術を活用し、IT部門だけでなく業務部門が主体となる変革の推進を支援しております。 また、Copado社との戦略的提携により、SalesforceのDevOps基盤導入・活用支援を新たに開始しております。ソース管理・CI/CD・自動テスト・コンプライアンスに至るまで、Salesforce内製化とDevOps高度化を一貫して支援することで、顧客企業の開発生産性向上とガバナンス強化を推進しております。 さらに、当社グループはAIエージェントを活用した業務支援の仕組み化を進めており、自社においてもAIエージェント社員「AGENA(アジェナ)」を導入し、顧客対応・営業支援領域における業務生産性の向上に向けた取り組みを開始しております。この自社での実践から得られた知見・ノウハウを、顧客企業へのAIエージェント導入支援に活用してまいります。 ・Onsite Service Salesforce運用の定着支援として、派遣契約により専任スタッフが顧客企業に常駐し、業務部門と連携した運用代行・改善支援を行っています。顧客環境に即した日常的な改善サイクルの実現により、高い定着率と顧客満足度を維持しています。 ・エデュケーション SalesforceやMuleSoftに関する認定資格取得支援を目的とした法人向けエデュケーションサービスも提供しており、2026年3月末時点では、セールスフォース・ジャパン社認定トレーニング8コース、Tableau認定トレーニング2コースを提供しており、2017年以来の累計受講者数は9,600名以上に達しております。また、セールスフォース・ジャパンから表彰された講師も在籍しています(FY26 Instructor Award Best Instructor賞・Trailblazer賞を受賞)。顧客企業の人材育成及び内製化支援に寄与しております。 ・ConsulTech クライアント企業のマーケティングから営業、カスタマーサクセスに至るまでのビジネスプロセスを深く理解し、業務効率を向上させることにより、ビジネスオーナーが求める成果の最大化を伴走支援します。データに基づいた意思決定を可能にするプラットフォーム構築支援だけでなく、マーケティングの戦略立案と実行支援に至るまで包括しています。専門知識が豊富なチームにより、人材育成をはじめ、顧客の開拓からアポイント獲得の向上まで、一貫してサポートします。TheModel型を熟知した担当者によるサポートにより、組織内の商流プロセスを横断して効率化させ、専属のPMが理想のビジネスモデル構築を提案いたします。生成AIを活用し、様々なシステムの実態把握と最適提案を行う組織改革型サービスです。 ■SaaSサービス 当社グループは、海外駐在員向けの管理に特化した「AGAVE」というクラウドサービスを提供しています。海外駐在員へのサポート業務を行う人事部門のために、海外駐在員の赴任前、赴任中、帰任時の煩雑な業務を一元管理できるプラットフォームです。様々な業務とは例えば、人事部門側で実施するタスク管理に加え、赴任中の社員の経費申請・各種ワークフロー等であり、そのような海外駐在員サポートに関わる様々な業務を一元管理し、業務の見える化、効率化を実現できます。機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認、お知らせ配信、ドキュメント、プロジェクト管理、給与データ管理があります。2026年3月末時点で契約ユーザーID数は12,000ID以上に達しております。また、生成AIを活用したAIヘルプデスク機能を追加し、自然言語による即時回答、社内規程・マニュアルの横断検索、問い合わせ対応の大幅な効率化を実現するなど、機能拡張を継続しております。 SaaSセグメントの2026年3月期売上高は190百万円(前期比+25.6%増)となり、契約ユーザーID数は12,000IDを超え、引き続き安定した成長を継続しております。 コンサルティング事業は、近年のデジタル化ニーズの高まりに伴い、顧客数の増加・案件規模の拡大に伴う顧客当たり単価の上昇等、堅調に推移しております。 第二 アオラナウ事業 アオラナウ株式会社では、企業のITサービスマネジメント高度化を目的に、「ServiceNow」を活用したコンサルティング及びシステム導入支援サービスを提供しております。ServiceNowは、業務の標準化・可視化・自動化を実現するクラウド型プラットフォームであり、情報システム部門のみならず、人事・総務・経理などのバックオフィス領域、さらには営業・カスタマーサポートといったフロント部門の業務効率化や顧客体験の向上にも寄与する先進的なソリューションです。当社グループは、ServiceNow導入を検討する企業に対し、業務プロセスの現状分析からソリューション選定、要件定義、設計・開発、社内連携、トレーニングまでを一貫して支援しており、単なるツール導入にとどまらず、組織変革に向けた伴走型の支援を特徴としています。2026年3月期において、売上高は1,136百万円(前期比90.7%増)となり、営業利益36百万円と黒字化を達成いたしました。 (3)当社グループのビジネスモデル 当社グループは、「コンサルティング事業(コンサルティングサービス/SaaSサービス)」及び「アオラナウ事業」の二つの事業セグメントを通じ、世界最先端のITテクノロジーと専門人材を融合させた価値提供を行っております。 コンサルティング事業では、Salesforce、Databricks、AWS、Microsoft、Anaplanなど世界最先端のITプラットフォームを活用し、戦略立案から設計・構築・運用までをワンストップで支援する体制を構築しています。特に、生成AIの活用やカスタマーサクセス支援、エデュケーションによる人材育成など、導入後の活用定着フェーズに重点を置いたサービス体系を有しており、プロジェクト収益に加え、継続的なストック収益の獲得につながるビジネスモデルを構築しています。 また、SaaSプロダクト「AGAVE」においては、導入支援から運用サポートまでを一貫して提供し、月額課金を中心とした安定収益基盤を確立しています。利用継続率も高く、顧客の業務効率化と内部統制強化に貢献しています。 一方、アオラナウ事業では、ServiceNowを活用したITサービスマネジメント領域への展開を進めており、顧客のIT運用高度化と業務最適化を支援しています。導入から開発、運用・定着までを伴走することで、IT基盤の革新とサービス品質の向上を実現しています。 なお、2027年3月期から2030年3月期にかけては、M&A、新規事業、AI活用、社内DX推進を中心に総額100億円規模の成長投資を計画しており、営業活動によるキャッシュ創出と外部調達をそれぞれ50%ずつ活用する方針としております。 今後も当社グループは、世界最先端のITテクノロジーとコンサルティング機能の融合による付加価値創出を追求し、顧客の事業成長と企業価値向上を共に実現してまいります。 当社グループの強みを活かして高付加価値なサービスを提供することで、下表のとおり売上高や売上総利益等は堅調に推移しております。 当社グループ売上高・営業利益等の四半期推移 2025年3月期 2026年3月期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 売上高 (千円) 807,455 889,681 1,004,098 1,102,778 1,000,871 1,093,298 1,108,063 1,338,264 売上総利益 (千円) 324,397 391,638 478,471 561,697 445,319 483,183 421,637 617,645 営業利益 (千円) △51,281 23,199 80,338 151,377 △64,284 70,425 5,210 254,843 売上総利益率(%) 40.2 44.0 47.6 50.9 44.5 44.2 38.1 46.2 営業利益率(%) △6.4 2.6 8.0 13.7 △6.4 6.4 0.5 19.0 (事業系統図) (注記) (※1)Salesforce 米国に本社を構えるSalesforce, Inc.が提供する、企業と顧客をつなぐCRM(顧客管理)ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービス等全ての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRM(顧客管理)プラットフォームです。 (※2)ServiceNow 米国に本社を構えるServiceNowのクラウドベースのプラットフォームで、ITサービス管理(ITSM)を効率化することを目的としています。自動化、オペレーション管理、ビジネスプロセスの統合を提供し、IT・カスタマーサービス・セキュリティオペレーション・HR管理など多岐にわたる業務プロセスに対応し、企業のデジタル変革を支援します。 (※3)Databricks データ分析・機械学習・生成AIを1つのプラットフォームで扱える統合クラウド基盤です。 (※4)AWS Amazonが提供する世界最大規模のクラウドサービス群。コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、データベースなど多岐にわたるサービスを提供しています。 (※5)Microsoft WindowsやOffice製品に加え、Azure、Power Platformなどの業務アプリケーション向けクラウドソリューションを提供する世界的IT企業です。 (※6)Anaplan 米国Anaplan社がサブスクリプションで提供する、クラウドベースの事業計画ソフトウエアです。財務、サプライチェーン、販売実績から人事に至るまでの分野で意思決定の目的で利用されます。 (※7)SaaS Software as a Serviceの略で、クラウド経由で提供されるソフトウエアサービスです。利用者はインストール不要で、月額などの課金制で利用可能です。 (※8)AGAVE 当社が提供する、海外駐在員の人事関連業務(赴任・在任・帰任)を一元管理できるSaaS型クラウドサービスです。タスク管理、経費申請、ワークフロー処理、ドキュメント共有、給与計算等を包括的に提供し、人事部門の業務効率化と内部統制強化を実現します。 (※9)DX 「Digital Transformation」の略で、経済産業省によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義されています(出典:経済産業省「DX推進ガイドライン」)。 (※10)ノーコード/ローコード プログラミングを必要としない、あるいは最小限のコーディングで業務アプリケーションを構築できる開発手法です。開発期間の短縮と属人性の排除に寄与します。 (※11)ID 情報システム上で個人を識別するための一意の記号(identifier)で、ユーザー単位での利用管理や権限設定などに用いられます。 (※12)リカーリングビジネス 継続収益(リカーリングレベニュー)を得ることを目的としたビジネスモデルであり、定期課金を通じて安定収益と長期的な顧客関係を築く仕組みです。 (※13)Microsoft Power Platform Microsoftが提供する業務自動化とデータ分析に特化したローコード開発基盤。Power Apps、Power Automate、Power BIにより、現場主導のDX推進と業務改善を支援します。
Management policy & medium-term plan
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「Transforming Tomorrow thru Disruptive Technology!」を企業理念に掲げ、「グローバルの最先端テクノロジーを通じて、お客様と共に経営変革を実現し、社会課題を解決」することを目指し、Mission(データとグローバルの最先端テクノロジーを活用し、人と組織の変革を支援する)、Vision(誰もがデータとテクノロジーを使いこなし、未来に挑戦できる社会を創る)、Value(Beyond Borders, Beyond Limits(国境も限界も超えて挑戦する) | Enjoy the Challenge(変革・成長を前向きに楽しむ) | Co-create the Future(顧客・社会と未来を共創する))を軸に事業を展開しております。
(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、売上高及び営業利益を重視しており、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでおります。併せて、キャッシュ・フローの健全性も重要な管理指標として位置付けております。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、以下の中長期的な経営戦略を立案しております。
① コンサルティングサービス領域の拡大と稼働率やプロジェクトの生産性向上
主力の「Salesforce」や「Anaplan」に加え、アオラナウ株式会社による「ServiceNow」領域、さらには「AWS」「Microsoft」「Databricks」などの主要クラウド及びデータプラットフォームも含めたマルチクラウド対応を強化しております。また、Copado社との戦略的提携により、SalesforceのDevOps基盤導入・内製化支援を新たなサービスとして加え、顧客企業の開発生産性向上とガバナンス強化を推進しております。
これにより、顧客の多様な課題に対応可能な提案力を一層高めるとともに、AI関連資格の取得推進やプロジェクト収支の可視化を通じて、稼働率の最大化と付加価値向上を図ってまいります。
② カスタマーサクセス領域の再構築とキャリアローテーションの推進
従来はお客様常駐型の派遣サービスを中心としていたカスタマーサクセス領域において、現在は「Remote Service」や「Hybrid Service」など、場所にとらわれない柔軟なサービス提供体制への転換を進めております。
これに伴い、社員の経験やスキルを活かした流動的なキャリアローテーション制度を整備・運用することで、属人性の排除と業務の標準化を推進し、安定的なサービス提供と収益性の両立を図ってまいります。
また、Copadoを活用したDevOps・テスト自動化支援により、開発・テスト・リリースプロセスの効率化と運用品質の向上を推進しており、AI・自動化の進展に伴いカスタマーサクセス人材の重要性が一層高まる中、運用・定着化支援の提供価値の拡大を図ってまいります。
③ AI・データ活用サービスの拡大と新規収益源の創出
当社グループは、AIエージェント、データ活用、ワークフロー自動化を組み合わせた次世代型サービスの拡大を重点戦略として推進しております。arcbricks株式会社との連携によるDatabricksを活用したデータ+AI分析基盤構築支援、Synthesy株式会社との連携による経営変革・AIガバナンス支援、さらにはSalesforce Agentforceを活用した自律型AIエージェント導入支援など、AI関連の新規収益源の創出に注力しております。
また、サークレイス・アオラナウ・Synthesyの三社共同で「AIプロジェクト伴走支援×AIガバナンス構築・認証サービス」の提供を開始しており、企業のAI活用を戦略から実装・ガバナンスまで包括的に支援してまいります。
④ 採用力とサービス単価の向上
採用力とサービス単価の向上を両輪で推進し、人的資本の質的強化と事業収益性の改善を図ってまいります。
具体的には、以下の3点に注力しております。
・中途・新卒採用の強化と教育体系の拡充
ダイレクトリクルーティングの活用による即戦力人材の獲得に加え、新卒採用の拡大と一貫した育成プログラムの整備により、長期的な人材基盤の強化を進めております。
・コンサルティングサービスの組織力強化
プロジェクト体制の標準化や知見の共有を通じて、提供価値の向上と案件単価の引き上げを図ってまいります。
・カスタマーサクセス領域におけるDX推進と教育強化
属人性の排除やリモート体制への対応を進める中で、業務効率化と対応力向上の両立を目指し、研修体制の高度化とツール活用を推進しております。
なお、グローバル展開を見据えたダイバーシティの推進として、2030年3月期に向けて女性リーダー職比率50%(現在30.1%)、外国籍比率30%(現在12.2%)、平均年齢34.0歳(現在37.8歳)を目標として掲げ、多様な人材が活躍できる組織づくりを推進しております。
⑤ SaaS製品「AGAVE」の事業基盤化
当社が開発・提供するクラウド型人事業務支援SaaS「AGAVE」については、安定的な成長と事業基盤化を図るべく、以下の4点に取り組んでおります。
・BPOパートナーとの連携を強化し、販路の拡大と業務受託ニーズの取り込みを推進
・海外給与対応機能の拡充を通じて、多拠点・グローバル企業の新規導入を促進
・既存顧客間のビジネス交流機会を創出し、ユーザー基盤の定着と追加導入の活性化を図る
・生成AIを活用したAIヘルプデスク機能(自然言語による即時回答・社内ナレッジ横断検索)の拡充により、顧客の業務効率化と製品価値の向上を推進する
⑥ 中長期的な成長投資の実行
当社グループは、2030年3月期に売上高100億円(2027〜2030年3月期CAGR 20.6%)、営業利益率20%を目標として掲げております。この実現に向け、2027年3月期から2030年3月期にかけて、M&A、新規事業、AI活用、社内DX推進を中心に総額100億円規模の成長投資を計画しております。財源は営業活動によるキャッシュ創出(50%)と外部調達(50%)を組み合わせて確保し、売上成長と収益性向上の両立を図ってまいります。
(4)経営環境
当連結会計年度における我が国の経済は、物価上昇の継続や人手不足の深刻化、為替の変動、海外情勢の不安定化といった要因により、依然として先行きの不透明な状況が続いております。一方で、企業活動は中長期的な成長に向けた構造改革の重要性が高まり、デジタルトランスフォーメーション(DX)(注1)や業務の自動化、人材戦略の見直しなどを中心とした変革への取組が拡大しております。
当社グループが属するパブリッククラウドサービス市場においても、IT基盤のクラウド移行(クラウドマイグレーション)(注2)や、経営判断に資するデータ活用の高度化、生成AI・ノーコード開発の活用といった新たな潮流が広がっており、IT投資の重点は従来の「業務効率化」から「経営変革」へと移行しつつあります。
こうした中、企業によるクラウド導入の進展とともに、導入後の定着・活用を促進するための人材育成や組織改革のニーズも高まっており、クラウドをどのように経営成果に結びつけるかが、新たな経営課題として顕在化しています。
国内クラウド市場は、2029年までに年平均成長率(CAGR)約16.3%で拡大し、約8.8兆円規模に達するとIDC Japan(注3)は予測しています(2025年2月発表)。また、国内ビッグデータ/アナリティクス市場も2027年には約3.1兆円規模(CAGR約14.3%)に拡大が見込まれております。
さらに、日本における生成AI市場は2023年実績の約1,200億円から2030年には約1.8兆円(CAGR 47.2%)へと約15倍の成長が予測されており、当社グループが注力するAI関連サービス領域は中長期的に大きな市場機会を有しております。
クラウドサービスの中でも、当社の主力分野としている米国Salesforce.comは、2026年2月に2026年通期業績を発表しました。売上高は前年比10%増の415億ドル、GAAP営業利益率は20.1%、Non-GAAP営業利益率は34.1%、純利益は前年比20%増の75億ドルと、主要な指標で堅調な成長を記録しています。
このような成長市場を背景に、当社グループは、SalesforceやAnaplanを活用したコンサルティングサービス、自社SaaSプロダクト「AGAVE」による業務基盤支援に取り組んでおります。さらに、2024年8月には関西エリアでの事業拡大を見据え大阪オフィスを新設したほか、アオラナウ株式会社によるServiceNow領域への展開を新たな柱として加えるとともに、Databricksを活用したデータ+AI支援(arcbricks株式会社との連携)や、AI・経営変革支援(Synthesy株式会社との連携)など、事業成長と収益基盤の強化を図っております。
※用語解説
(注1)デジタルトランスフォーメーション(DX):企業がデータやデジタル技術を活用して、製品・サービス、業務プロセス、ビジネスモデル、企業文化や風土を変革し、競争上の優位性を確立する取組。
(注2)クラウドマイグレーション:サーバーなどのITシステムを、物理的な自社設備からパブリッククラウド(例:Amazon Web Services、Google Cloud Platformなど)へ移行すること。
(注3)IDC:IDC Japan株式会社。IT及び通信分野に関する調査・分析・アドバイザリーサービスを提供するグローバル企業。
Source: annual securities report, FY ending Mar 2026 S100YHBZ
Industry peers
ROE rank 170 of 635Companies in Information & Communication ranked either side of this one by ROE
- 3655 BrainPad Inc. Return on equity18.8%
- 3798 ULS Group, Inc. Return on equity18.8%
- 9424 Japan Communications Inc. Return on equity18.6%
- 3635 KOEI TECMO HOLDINGS CO., LTD. Return on equity18.6%
- 4386 SIG Group Co., Ltd. Return on equity18.3%
- 4437 gooddays holdings, Inc. Return on equity18.3%
- 3371 SOFTCREATE HOLDINGS CORP. Return on equity18.2%
- 6597 HPC SYSTEMS Inc. Return on equity18.2%