AXXZIA Inc.
AXXZIA Inc. — latest annual results, FY2025 (Jul 2026)
In FY2025 (ended Jul 31, 2026), AXXZIA Inc. (4936) reported revenue of ¥13.5B (-0.1% YoY), operating income of −¥176M and net income to owners of −¥465M. Figures are consolidated, J-GAAP.
Source: annual report (filed Oct 23, 2026)S100Z9OJ
Performance
FY2025 (Jul 2026)FY = fiscal year, named by the calendar year it starts in; the month in brackets is when it ends (FY2025 ends Mar 2026 for a March year-end). FY2025 (Jul 2026) runs Aug 1, 2025 – Jul 31, 2026.
Key metrics
FY2025 (Jul 2026)Source: filing S100Z9OJ · FY2025 (Jul 2026)
About this data
- Figures are consolidated when the company files consolidated statements, otherwise parent-only. FY2025 (Jul 2026): consolidated.
- Accounting standard for FY2025 (Jul 2026): J-GAAP. A change of standard starts a new series.
- FY2025 (Jul 2026) is the fiscal year ending Jul 2026.
- A blank figure was not reported in the filing, or is not meaningful (e.g. free cash flow for banks); the reason is shown with it.
- Each year is shown as filed in that year's own report; restatements of past years in later reports are not applied. Year-over-year changes compare with the prior year as the current year's report restates it.
- Data as of Oct 30, 2026 (newest filing in our dataset).
About
shown in Japanese当社グループは、当社と子会社9社で構成され、化粧品及び健康補助食品の製造・販売を主な事業としております。なお、当社グループは、化粧品事業の単一セグメントであるためセグメント別の記載は省略しておりますが、当社グループ各社の事業に係る位置付け、地域区分及び販売チャネルは、以下のとおりです。 会社名 主な事業の内容 地域区分 販売チャネル 当社 化粧品事業 (化粧品・健康補助食品の 製造・販売) 日本国内 ・エステサロン運営事業者への直接販売及び卸売業者を通じてのエステサロン運営事業者への卸売販売 ・当社及び国内外インターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信販売事業者への卸売販売 ・百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、国内免税店運営事業者及び量販店運営事業者への直接販売並びに卸売業者を通じての百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、国内免税店運営事業者及び量販店運営事業者への卸売販売 中国本土 ・インターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信販売事業者への卸売販売 ・免税店運営事業者への卸売販売 連結子会社 Xiaozi Cosmetic (Shanghai) Inc. 化粧品事業 (化粧品・健康補助食品の 販売) 中国本土 ・卸売業者を通じてのエステサロン運営事業者への卸売販売 ・自社及びインターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売 連結子会社 株式会社エムアンドディ 化粧品事業 (化粧品・美容機器の販売) 日本国内 ・自社及びインターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売 ・量販店運営事業者への卸売販売 連結子会社 株式会社ユイット ・ラボラトリーズ 化粧品事業 (化粧品の製造・販売) 日本国内 ・化粧品小売店、薬局への卸売販売 ・化粧品及び医薬部外品の製造受託 ・国内インターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売 連結子会社 株式会社アクシージア バリュークリエイター 化粧品事業 (化粧品・健康補助食品の 販売チャネル運営代行) 日本国内 ・ECサイト、SNSアカウント運用のコンサルティング業務 連結子会社 AXXZIA (HongKong) International Limited 化粧品事業 (化粧品・健康補助食品の 販売) 香港 ・百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、免税店運営事業者及び量販店運営事業者への直接販売並びに卸売業者を通じての百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、免税店運営事業者及び量販店運営事業者への卸売販売 連結子会社 AXXZIA Cosmetic Singapore Pte. Ltd. 化粧品事業 (化粧品・健康補助食品の 販売) シンガポール ・国内インターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売 ・百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、免税店運営事業者及び量販店運営事業者への直接販売並びに卸売業者を通じての百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、免税店運営事業者及び量販店運営事業者への卸売販売 連結子会社 AXXZIA Cosmetic USA Ltd. 化粧品事業 (化粧品・健康補助食品の 販売) アメリカ ・国内インターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売 ・百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、免税店運営事業者及び量販店運営事業者への直接販売並びに卸売業者を通じての百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、免税店運営事業者及び量販店運営事業者への卸売販売 連結子会社 株式会社アクシージア テクノロジー 化粧品事業 (美容機器の企画・販売) 日本国内 ・当社及びグループ各社への美容機器の卸売販売 連結孫会社 AXXZIA (Shenzhen) International E-commerce Co., Ltd. 化粧品事業 (化粧品・健康補助食品のEC販売チャネル運営支援) 中国本土 ・当社及びグループ各社におけるグローバルECの運営及び既存ローカルECチームの統括業務 販売チャネル及び取扱製品の詳細は以下のとおりです。 (1)販売チャネル ① 中国向け a.エステサロン 取扱店舗数は108店舗(2026年7月末現在)であり、Xiaozi Cosmetic (Shanghai) Inc.が卸売業者を通じて販売を行っております。 b.EC Tmall Global(天猫国際)、RED(小紅書)、Douyin(抖音)及びKuaishou(快手)につきましては当社旗艦店を通じて直接販売を、Dewu(得物)につきましては直接販売を通じてDewu店舗に販売を、Taobao(淘宝)(注1)につきまして直接販売又は卸売業者を通じてTaobao店舗に販売しております。 Tmall(天猫)、Douyin(抖音)及びJD.com(京東)(注2)につきましては、Xiaozi Cosmetic (Shanghai) Inc.においても旗艦店を通じて直接販売を行っております。 Dewu(得物)につきましては、Xiaozi Cosmetic (Shanghai) Inc.においても直接販売を行っております。 c.リテール 取扱店舗数は4店舗(2026年7月末現在)であり、中国本土の免税店事業者に対しては、卸売業者を通じて販売を行っております。 当社にとっての位置付け NMPA承認(注3) 主な販売ルート 配送方法・当社にとってのコスト 越境EC (オンライン) 主力品及び 育成品販売チャネル 法的に承認の必要はない EC (Tmall Global、Taobao、RED、Douyin、Kuaishou) 国内倉庫から一括でTmall Global、Taobao、RED、Douyin及びKuaishouの各保税区倉庫を経由して現地消費者へ発送 一般貿易 (オンライン) 中価格帯中心 全て登録済み EC(Douyin、Tmall) 国内倉庫から上海子会社の中国現地倉庫へ発送後、現地消費者へ発送 一般貿易 (オフライン) 高価格帯中心 全て登録済み エステサロン リテール 国内倉庫から上海子会社の中国現地倉庫へ発送後、現地企業へ発送 ② 日本向け a.エステサロン 取扱店舗数は1,156店舗(2026年7月末現在)であり、当社による直接販売又は卸売業者を通じて販売を行っております。 b.リテール 取扱店舗数は2,344店舗(2026年7月末現在)であり、直営店舗、化粧品小売店及び免税のドラッグストアに対して、当社による直接販売又は卸売業者を通じての販売を行っております。 c.その他 当社が、大手インターネットショッピングモールや自社EC、社販を通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信販売事業者への卸売販売を行っております。 株式会社エムアンドディにつきましても、大手インターネットショッピングモールや自社ECを通じた一般消費者への直接販売を行っております。 ③ その他の地域向け 取扱店舗数はECチャネル59サイト、小売店舗150店舗及び免税店4店舗(2026年7月末現在)であり、北米(アメリカ及びカナダ)、アジア圏(台湾、シンガポール、香港、マレーシア)向けの他、オーストラリア、ヨーロッパ圏(ドイツ及びスイス)等でのECチャネル及び小売店舗での販売を行っており、当社によるECサイト及び小売店舗運営事業者、免税店事業者への直接販売又は卸売業者を通じて販売を行っております。 (2)取扱製品 エステサロンなど幅広い美容施設向け専用スキンケアラインの他、リテール市場向けでは、年齢に応じたエイジングケアとして食生活、運動など「糖化ケア」を意識したトータルな美容ライフ提案をコンセプトとするスキンケア及び美容ドリンクを融合させたエイジングケア・シリーズ、ニッチでありながら悩みの多い目もとケアに特化したスキンケア・シリーズなど、様々な製品を展開しています。 主要な製品は次に記載のとおりです。 ① サロン専売ブランド:エステサロンなど美容施設向け展開、専売ブランド(高価格帯) ブランド名 Le Ciel de L'aube (ルシエル ド ローブ) コンセプト エステの現場でプロが認める広く採用される高浸透・高保湿型スキンケア・フルライン 特長 採用した3つの技術特長が相乗効果を発揮し、エステでの上質なフェイシャルトリートメントを叶える業務使用及びエステクオリティのスキンケアを自宅で実現するホームケアラインを広く品揃え。 〈3つの技術特長〉 1) 高い浸透性を生み出すこだわりの水「浸透圧水」の採用 2) 細胞壁と同じ組成のリン脂質からなる微細カプセルに有効成分を内包 3) 様々な美容効能の研究(注4)が進むイチョウ葉エキスを代表成分として配合 製品ラインアップ ・モイスト クレンジング ミルク (メイク落とし) ・ロイヤル アイクリーム (目もとクリーム) ・ロイヤル リッチクリーム (保湿クリーム) ・オーロラ フェイスマスク (シートマスク) ・プリズムアイ (目もと美容液) ② BtoCブランド:百貨店、化粧品専門店、ECなど一般小売市場(リテール)向け展開ブランド a)エイジングケア・シリーズ(中・高価格帯) ブランド名 AGTHEORY (エイジーセオリー) コンセプト 年齢に応じたエイジングケアとして食生活、運動など「糖化ケア」を意識したトータルな美容ライフ提案をコンセプトとするスキンケア及び美容ドリンクを融合させたエイジングケア・シリーズ。 特長 ・エイジングケア作用が報告(注5)されているハーブや天然素材を厳選配合したスキンケアと美容ドリンクをシリーズ化。24年7月期にスキンケア・シリーズのフルリニューアルを実施したコアシリーズ。 1.スキンケア製品に配合した3種の厳選・共通ハーブ ①セイヨウトチノキ種子エキス ②セイヨウオオバコ種子エキス ③ユキノシタエキス 2.美容ドリンクに厳選配合しスキンケア製品とリンクさせた植物由来成分 ①マンゴスチン ②オリーブ ③緑茶 ④ジヒドロケルセチン ⑤トウビシ ⑥ドクダミ ⑦ローマカミツレ ⑧サンザシ ⑨ブドウ ⑩アムラ ⑪ザクロ ⑫フェンネル ⑬桑葉 ・化粧品「UVプロテクションクリーム」は、日焼け止めとして紫外線、近赤外線及びブルーライト、計3種の太陽光から肌を守る仕様。 ・4種の紫外線吸収剤(注6)、3種の近赤外線散乱剤(注7)、さらにブルーライト散乱剤の (注8)計8種のサンスクリーン成分を厳選し贅沢に配合した、紫外線からツヤ肌を守る製品。 製品ラインアップ ・ディープ クレンジングジェル (クレンジング) ・クリア ウォッシュフォーム (洗顔) ・モイスチャライジング ローション (化粧水) ・バランシング オイルエッセンス (美容液) ・シルキィエマルジョン(保湿乳液) ・パーフェクト ジェルマスク (ジェル状マスク) ・スムースマスク(シート状マスク) ・UVプロテクションクリーム(日焼け止め) ・AGドリンクⅪ(美容ドリンク) ・AGタブレット(サプリメント) ・ラディアンスアイシート(目もとシートマスク) b)目もとケアシリーズ(中・高価格帯) ブランド名 AXXZIA Beauty Eyes (アクシージア ビューティー アイズ) コンセプト ニッチでありながら悩み多い目もと肌のケアに特化したスキンケア・シリーズ 特長 ・目に良いとされるハーブ「アイブライトエキス」(注9)を代表成分として目もとシートとしてハ リ・つや・うるおいの3大効能成分を届ける処方を開発。 ・エッセンスシートは、綿花の種の産毛を100%使用したこだわりのシート素材を採用。厚さ0.3㎜ の極薄シートで密着性に特化し、薄さと保液性を兼ね備えた目もとシートとしてヒット製品に成長。シート形状を変更したプレミアム版の目もとシートの追加上市に加え、前連結会計年度に更に上位版へリニューアルを実施し、目もと美容液および目もとクリームとともに充実の目もとケア製品シリーズとしてラインアップ。 製品ラインアップ ・エッセンス シート&エッセンス シート プレミアム プラス(目もとシート) ・ルーティンケア エッセンス プレミアム (目もと美容液) ・ルーティンケア クリーム プレミアム (目もとクリーム) ・エッセンスシート プレミアム グロウ(目もとシート) c)透明感・ツヤ製品(中・高価格帯) ブランド名 Venus Recipe(ヴィーナス レシピ) コンセプト 「透明感」「美白」「ツヤ」…輝くような美容ライフへのニーズを求めるワードに対して内外美容提案をコンセプトとする内側からのケアとしての美容ドリンク、外側からのケアとしてのスキンケア製品を発信。 特長 ・美容ドリンク「ピュア ドリンク」は、紫外線などの刺激から肌を守るアップルフェノン®(注10)を配合。内側からの美容をサポートするドリンク。 当連結会計年度に「紫外線刺激から肌を保護する」機能性表示食品(消費者庁届出番号:J1346)として受理。 製品ラインアップ ・ザピュアドリンク (美容ドリンク) ・HMプランプボール (サプリメント) (注)1.Taobao(淘宝)とは、Alibaba.comが運営する中国最大規模のCtoC型オンラインショッピングモールです。 2.JD.com(京東)とは、中国のECプラットフォームです。 3.NMPAとは、National Medical Products Administrationの略であり、中国市場にて医療機器、医薬品、医薬品包材、化粧品、保健食品を販売するための要件、中国の審査認可を管理する政府機関であります。なお、当社のサプリメントについては一般食品や一般飲料として販売していたため、NMPAの対象外であることから、表中の記載は化粧品のみに係るものであります。 4.国立健康・栄養研究所より抗酸化作用や血液凝固抑制作用が報告されております。 5.一丸ファルコス株式会社よりセイヨウトチノキ種子エキス及びセイヨウオオバコ種子エキスのヒト試験による研究成果が報告されております。 6.紫外線吸収剤は、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、オクトクリレン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンを配合しております。 7.近赤外線散乱剤は、酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム混合物を配合しております。 8.ブルーライト散乱剤は、酸化セリウム、白金を配合しております。 9.アイブライトエキスは、「健康食品・サプリ成分」について、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会により、眼疾患への処方・臨床研究が報告されております。 10.アップルフェノン®は、未完熟りんごから抽出したポリフェノールのBGG Japan社の登録商標です。 事業系統図は以下のとおりです。
Management policy & medium-term plan
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループの将来に関する見通し及び計画に基づいた将来予測には、リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは、記載の見通しとは異なる可能性があります。
(1) 会社の経営の基本方針・中期的な会社の経営戦略
当社グループは、「女性の染色体XXを美の象徴と位置づけ、アジア(ASIA⇒AZIA)の美を日本から世界へ発信する総合ビューティーソリューションカンパニーを目指す」という信念のもと経営に取り組んでまいりました。当社グループが強みを活かせるセグメントを発見し、そこに経営資源をつぎ込む「製品・市場特定化戦略」を基本戦略方針とし、局所的ナンバーワンとなることで競争優位を創出しております。
消費市場としてのアジアが注目される中、当社グループは、化粧人口の拡大と消費の高度化で高成長が期待される中国市場に事業機会を見出し、中国本土での販売力強化に努め、売上を拡大してまいりました。
今後は、持続的な成長を実現すべく、日本およびその他地域(東南アジア、北米、オーストラリア等)への展開を強化し、各地域の消費者の購買意識や行動に合わせた先進的かつ革新的なビューティープロダクツを発信・提案し続け、全ての人を美しく幸せにするグローバルビューティーカンパニーを目指してまいります。
なお、中期的な見通しにつきましては、経営環境の変化に柔軟に対応し、より迅速な意思決定を行うために、毎年、直前事業年度の業績等を踏まえて次年度以降3ヵ年の中期事業計画の見直し策定を行っております。
当社グループは、現在、成長段階にあることや、株主の皆様の成長期待に応えるために、特に売上高成長、売上高営業利益率、自己資本当期純利益率を意識した経営に取り組んでおります。
長期的な成長・発展を実現するために、以下の基本戦略をロードマップとして掲げております。
① 当社グループの中枢・中核となる強みを活かした事業展開
当社グループの競争力の源泉は「日中各々の優位性を活かした事業展開」であると認識しております。
当社グループでは、日本市場向けに投入した製品を中国市場に展開するのではなく、中国現地での市場調査を基に、中国での消費者ニーズが高いと想定される製品を企画、開発しております。また、NMPA認可成分・処方を重視した商品設計を行っており、スムーズにNMPA認可を進められる体制を構築しております。日系企業の化粧品は高品質と信頼感でアジアでの人気が高く、また、スキンケア、美白など東アジア人共通の美意識への対応力があることから、中国をはじめとする東アジア市場では優位性があると認識しております。
以上のような中国でのマーケティング力、中国でのブランド認知度、中国人の生活・習慣・嗜好を熟知した中国人向け製品開発力を活かし、積極的に中国需要を取り込み事業の成長に繋げてまいります。
また、中国市場で培った上記ノウハウを活用し、今後は中国のみならず、日本およびその他地域につきましても、それぞれの市場特性に応じた製品開発を行うことで、グローバルな事業拡大に取り組んでまいります。
② 組織の機動力を活かした製品開発スピードの速さ
当社グループでは、当連結会計年度においてリニューアル品を含め計21品目の新製品を上市しておりますが、当社グループの強みは、組織の機動力を活かした製品開発スピードの速さであります。
機動力を活かし、引き続き毎年10SKU以上の開発・上市を目標とし、市場ニーズに応じた新ブランドの創出にも取り組んでまいります。また、製品上市後もユーザーの声を踏まえた製品改良に継続的に取り組んでおり、既存の主力製品のライフサイクルの長期化を図っております。
また、2022年4月には化粧品・医薬部外品の製造工場を持つ株式会社ユイット・ラボラトリーズの全株式を取得しており、連結子会社化しております。これにより、少量多品種は自前で、量産品は委託先で製造することでさらなる製品開発サイクルの短縮に努めてまいるとともに、同社との事業シナジーの拡大のため取り組んでまいります。
③ 「内外美容」をコンセプトとした製品ラインアップの拡充
当社グループでは、化粧品とインナーケア製品との相乗効果により美肌を引き出す「内外美容」を推奨しております。基幹ブランドには、各々のブランドコンセプトを一にする化粧品とサプリメント等のインナーケア製品を取り揃えることで、ブランドを差別化し、存在感を向上させております。
当社グループでは、引き続き、「内外美容」をコンセプトとして製品開発を進めブランドの存在感を向上してまいります。
④ 戦略的広告投資の強化
化粧品のブランド力形成と販売において、メディアを用いた広告宣伝、インターネット上でのイベント、これらのタイアップなど、マーケティング活動は非常に大きな効果を持ちます。当社グループは、中国本土を中心に更にブランド認知度やブランドイメージを向上させるべく、主にユーザーと直接の繋がりをもつTaobaoオーナーへのマーケティングや口コミサイトとしての特性を活かすためのRED、Douyin、Kuaishouでのマーケティング(ライブ配信やKOLマーケティング等)といったボトムアップアプローチにより、販売促進や広告宣伝活動を実施してまいりました。特に、REDの費用は当社負担で売上に対する割合は相対的に小さく、またTaobaoはオーナーの費用負担であることから、全体的に当社の負担は少ないという特徴があります。
昨今、中国における購買の手法としてライブコマースが主流となってきておりますが、当社は中国で培ったリレーションを生かし、有名KOLを確保することで、新規顧客の取り込みにも成功しております。今後も、中国市場における強固なリレーションを武器に、時流に応じた柔軟なマーケティング戦略を展開し、競争力を維持・強化してまいります。
また、今後は日本事業の成長を加速させるため、SNSにおけるインフルエンサーとのタイアップ等を継続的に行い広告投資を強化し、日本における認知度向上に取り組んでまいります。
(2) 経営環境
当連結会計年度(2025年8月1日~2026年7月31日)におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調が続き、個人消費は、持ち直しの動きが見られました。一方で、中東情勢の緊迫などを背景とした物価上昇の影響等もあり、引き続き注視が必要となっています。
国内化粧品市場は、力強さを欠く状況で推移いたしました。インバウンド消費については、11月以降、中国政府による渡航自粛要請等の影響により、中国からの訪日外客数が減少し、中国人旅行客による消費が減速する等、足元では伸び悩みの動きが見られました。
中国化粧品市場においては、消費の回復がみられ、堅調に推移しているものの、中国ローカルブランドの台頭による競争激化等を背景に、引き続き先行き不透明な状況が続いております。
このような市場環境のもと、当社グループでは、メイン市場である中国市場において更なる売上拡大を図るとともに、日本をはじめとした中国以外の地域における事業基盤確立及び販売強化を進めてまいりました。
中国においては、主力製品である「AGドリンク」及び「ザ ピュア ドリンク」の更なる売上拡大を図るとともに、中価格帯インナーケア新製品「PQドリンク プラス」の育成に取り組んでまいりました。また、同じく販売強化している「AGTHEORY(エイジーセオリー)」化粧品シリーズの内の一つ、「UVプロテクションクリーム」にて、効果・効能を謳うことができる特殊化粧品の行政認可登録を行う等、中国市場における更なるブランド力向上に努めてまいりました。
日本国内においては、「LisBlanc(リスブラン)」を日本における注力ブランドと位置づけ、まずはブランドコンセプトを刷新、よりお求めやすい価格に改定いたしました。10月からは、化粧品専門バラエティショップ中心に販売チャネルを拡大するとともに、ブランドアンバサダーを起用し、WEB CMの放映等、ブランド認知度の拡大に取り組んでまいりました。また、3月には直営店なんばCITY店を新規オープンし、国内外の幅広い顧客層に向けたタッチポイント拡大に取り組んでまいりました。連結子会社である株式会社エムアンドディにおいては、同社初の自社ブランド「BELLE BAI(ベルバイ)」を上市、ショッピングセンターへのPOPUP出店やブランドアンバサダーの集客力を活用したイベント販売やキャンペーン等の販促施策を実施し、売上拡大に努めてまいりました。同社においては、化粧品輸入販売から自社ブランド製品の販売にビジネスモデルを転換することで、グループシナジーの追求、利益率の向上を図っております。
その他の地域においては、東南アジアを中心に、インフルエンサーを起用したライブ販売を積極的に実施し、売上高が大幅に伸長いたしました。また、百貨店におけるPOPUP出店等、販路の拡大にも取り組んでまいりました。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、連結売上高増加率、連結売上高営業利益率、自己資本当期純利益率の向上を重要な経営指標としております。足元の推移は以下のとおりです。
前連結会計年度
(自 2024年8月1日
至 2025年7月31日)
当連結会計年度
(自 2025年8月1日
至 2026年7月31日)
連結売上高増加率
10.5%
△0.1%
連結売上高営業利益率
3.8%
△1.3%
自己資本当期純利益率
4.0%
△6.3%
(注)連結売上高増加率=(当期連結売上高-前期連結売上高)/前期連結売上高×100
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループの経営方針及び経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。
① ブランド認知度拡大
当社グループが事業領域とする化粧品業界では、ブランドの認知度向上が重要な課題であると認識しております。ブランド差別化のため、成分、容器、資材の全てを自社企画し、自社工場生産レベルでの高い品質管理基準を実践することで安心・安全なプレステージ化粧品を目指しております。ブランド力の維持のために、セキュリティ検証システムや社内担当者の目視による確認、トレーサビリティの強化を実施し、滞留在庫や横流し、偽ブランド品流通防止対策に注力しております。加えて、包装・出荷・在庫管理についても全て内製化することで供給過多とならないよう配慮しております。また、中国においては、Tmall Global、RED及びDouyinでのプロモーションに中国で著名なインフルエンサーを起用することで波及効果の拡大を狙っており、中国におけるブランド認知度は一定程度高まってはいるものの、持続的な事業成長のためには、中国における更なる認知度の向上に加え、日本及びその他地域における認知度の向上が不可欠と考えております。
② 中国以外の地域への事業展開強化
当社グループが経営理念として掲げている「アジアの美を日本から世界へ発信する総合ビューティーソリューションカンパニー」を目指すには、中国以外の地域への事業展開強化により中国市場リスクの影響軽減が重要な課題であると認識しております。
日本国内につきましては、日本における事業成長の加速及び新規顧客取り込みのため、日本市場向け製品の上市やブランドアンバサダーの起用等、認知度向上及び売上拡大を図っております。また、卸販売については、バラエティショップ等の取り扱い店舗数拡大によるタッチポイントの拡充に取り組んでおります。日本国内ECにつきましては、SNSを活用したインフルエンサーマーケティングやCRMの強化等による売上拡大を図ってまいります。
中国・日本以外の海外につきましては、シンガポール、マレーシアをはじめとした東南アジアでのインフルエンサーマーケティングを進めており、現地在住の中国人にアプローチし売上拡大を図ってまいります。
③ 生産・研究開発の強化
当社グループが事業領域とする化粧品業界では、スピーディーな生産及び差別化のできる製品の開発が重要な課題であると認識しております。
生産につきましては、2022年4月に連結子会社化した株式会社ユイット・ラボラトリーズを活用し、少量多品種は自前で、量産品は委託先で製造
Source: annual securities report, FY ending Jul 2026 S100Z9OJ
Industry peers
ROE rank 200 of 207Companies in Chemicals ranked either side of this one by ROE
- 4188 Mitsubishi Chemical Group Corporation Return on equity0.7%
- 4027 TAYCA CORPORATION Return on equity-1.5%
- 4080 TANAKA CHEMICAL CORPORATION Return on equity-1.5%
- 4124 OSAKA YUKA INDUSTRY LTD. Return on equity-1.9%
- 4911 Shiseido Company, Limited Return on equity-6.6%
- 4978 ReproCELL Incorporated Return on equity-6.6%
- 4088 AIR WATER INC. Return on equity-15.4%
- 4237 Fujipream Corporation Return on equity-26.0%